京都府警がホームページ上で「犯罪密度地図」の公開を始めた。街頭犯罪の発生件数によって地図を50メートル四方のエリアごとに色分けして、被害が多発している「犯罪ホットスポット」を一目で分かるよう表示し、住民の注意喚起に役立てている。府警犯罪情勢分析室によると、警察庁が開発した地理情報システムを今夏に導入し、1平方キロごとの犯罪の発生密度を、地図上で詳しく分析できるようになった。 |
公開は、身近な犯罪であるひったくりと自動車盗の今年上半期のデータから始めた。発生場所を地図上に表示するとともに、各エリアの発生件数を「26~40件」から「2件以下」までの9ランクに分けて、地図を塗り分けている。データは半年ごとに更新することにしている。 |
京都府内の今年の街頭犯罪は、8月末現在で約2万5,000件で、前年同期より9%減少している。中でも、ひったくりは前年同期より337件減の895件と、大幅に減っており、京都府警では「自転車のかごに防犯ネットを取り付ける人が増えるなど、住民の防犯意識が高まっている。犯罪密度地図も併せて役立ててほしい」(街頭犯罪プロジェクト班)としている。 |
府警犯罪情勢分析室のサイトはhttp://www.pref.kyoto.jp/fukei/hanjou/bunsekishitu.htm |