ＮＥＣソフト(東京都江東区）は、カメラで撮影した人物の特徴をリアルタイムに分析し、その人物の性別・年齢層を自動的に推定する性別・年齢層自動推定システム「ＦｉｅｌｄＡｎａｌｙｓｔ(フィールドアナリスト)」を6日から販売した。価格は200万円(1ライセンス)から。今後3年間に関連サービスを含めて3億円の売上げを見込んでいる。
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「ＦｉｅｌｄＡｎａｌｙｓｔ」は、定点カメラによる映像から人物を検出、その顔画像をもとに性別と年齢層を自動的に推定し、計測結果を出力するシステム。これにより、従来の人手による調査方法における課題を解決することが可能となった。なお、集計された画像は蓄積しないため、個人情報保護法、プライバシー権、肖像権など、法的な問題には抵触しないという。
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「ＦｉｅｌｄＡｎａｌｙｓｔ」の主な特長は次のとおり。
(1)24時間365日のデータが採取可能
24時間365日のデータを採取、日単位、週単位、曜日単位、月単位など様々な視点でのデータ比較が可能。
(2)映像からリアルタイムに属性を分析し、結果を自動集計
カメラの前をどのような性別・年齢層の人が通ったのかを瞬時に推定し、集計。
(3)システムによる推定で判断基準が常に一定
人手によるカウントでは実現不可能な一定かつ客観的な基準で、継続して推定が可能。
(4)同時に複数地点で調査を行うことが可能
「ＦｉｅｌｄＡｎａｌｙｓｔ」が導入されている施設であれば、全国各地にある施設の同日同時刻のデータ比較が可能。
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このような特長を生かし、「ＦｉｅｌｄＡｎａｌｙｓｔ」は大型商業施設やショッピングセンター、専門店、アミューズメント施設、イベントホールなどで客層分析やターゲット分析、効果分析といった様々な利用が想定される。また、顧客カードや性別・年齢キー付ＰＯＳデータなどと組み合わせることで、さらに詳細な分析を行うことも可能。
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