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傘で警報システム働かず、韓国
~1時間半も気付かれず盗む~

韓国の江原道春川市後坪洞にある携帯電話販売店で4日、大量の携帯電話が盗まれる事件が発生したが、監視カメラに写った犯人は店内に入って傘を開いた後、低い姿勢で用心深く移動し、陳列台と保管倉庫にあった携帯電話と金庫にあった現金を盗んだ後、姿を消した。
犯人は傘の下で1時間半もの間盗み行為を続けたが、その間、警備会社の警報システムは作動しなかった。 被害に遭った販売店には警備会社が設置した熱線センサーと衝撃センサーがあったが、事件当時、警備会社は侵入事実を知ることができなかった。
警察によると、犯人は同日午前4~5時、販売店の後方の石膏ボードでできた壁に小柄な人がようやく通れる程度の穴を開けた後、店の中に侵入し陳列台と保管倉庫から携帯電話を盗んで逃げたという。
犯人が傘の下で窃盗行為を続けていた1時間30分の間、警備会社の警報システムは作動しなかった。 これについて警察関係者は「建物の裏から侵入した犯人の場合、出入り口に設置した衝撃センサーが感知できないこともある」と語った。 ある警備会社の関係者は「特に、犯人が犯行に傘を利用したとすれば、熱線センサーがこうした侵入を感知するのは難しくなる」と話している。
光が透過しない傘を使った場合、熱線センサーが送り出す周波数がこの傘を透過できず死角地帯が生じるという。 警察は事件現場で女性のものと推定される足跡を採取して確認する一方、監視カメラの映像や髪の毛などの分析を国立科学捜査研究所に依頼した。


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