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日立が「指静脈マネー」のクレジット決済を実証実験
~9月から「日立システムプラザ新川崎」で実施へ~

日立製作所 情報・通信グループは23日、9月1日から日立の情報・通信システム関連の開発部門が集まる「日立システムプラザ新川崎」の社員食堂ならびに売店で「指静脈マネー」によるクレジット決済の実証実験を3ヶ月間実施すると発表した。「指静脈マネー」は、企業内や大規模店舗内や地域内などでクレジットカードの代わりに指だけでクレジット決済処理を実現するもの。精算時にレジにある指静脈認証装置に指をかざすことで、あらかじめシステムに登録された指静脈パターンと照合し、本人確認とクレジット決済処理をカードレスで行うことができる。本実証実験は、ジェーシービー(JCB9の協力により実施される。
近年、キャッシュカードの偽造といった金融犯罪への対策として、銀行などの金融機関では、キャッシュカードのICカード化やATMでの個人認証として指静脈認証技術を採用するなどのセキュリティ対策が進んでいるが、一方、クレジットカード業界でもICカード化されたクレジットカードの利用が拡大している。今後、クレジットカード業界において、銀行などの金融機関と同様に確実な本人認証による高いセキュリティレベルを実現し、かつ利便性の高いクレジット決済サービスの提供が求められている。
今回、日本発の技術である「指静脈認証技術」を活用したカードレスのクレジット決済サービスの事業化に向け、銀行などの金融機関において生体認証ATMのデファクトとなりつつある指静脈認証技術とその認証システム構築のノウハウを持つ日立が、国内唯一のカードブランド会社であるJCBと協力し、「指静脈マネー」の事業化に向けた検討を開始したもので、9月1日から開始する「指静脈マネー」の実証実験は、当初200名規模でスタートする。期間中の評価をもとに日立全社への適用の拡大を検討するほか、今後の実用化に向けたシステム構築や運用ノウハウの蓄積なども行う。
今後、日立は、この実証実験を通じて「指静脈マネー」の事業化に向けたシステム形態やビジネスモデルなどを含め、安心・安全・便利な決済サービスの提供について引き続きJCBと共同で検討を進めていくことにしている。
なお、本製品は今月25~26日にと東京国際フォーラムにて開催される「日立uVALUEコンベンション2007」に参考出展される。


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