アメリカ連邦地裁は20日、鎮痛剤の一種であるオキシコドン徐放錠の中毒性などの副作用を偽って表示したとして製薬会社の元社長ら3人に対し、6億3,450万ドル(774億円)の罰金を科した。
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アメリカのメディアの報道では、罰金判決を受けたのは製薬会社プードゥ・ファーマ(コネティカット州)のマイケル・フリードマン前社長と元最高法律顧問、元最高医学責任者の3人。
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オキシコドン徐放錠はガン患者らのひどい痛みを緩和する疼痛治療薬で、同社は「オキシコンティン」の商品名で95年に販売を開始し、年間売り上げ10億ドルに達する主力製品だった。
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しかし、砕いて吸うなどしてヘロインなどと似た恍惚感が得られることから乱用者が拡大。麻薬として密売され、乱用者が中毒死するケースも相次ぎ01年頃に社会問題化した。
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フリードマン前社長らは医師や患者に対して、「中毒や乱用のリスクが他の鎮痛剤よりも低い」と主張し続けてきたとして偽表示の罪が問われ、今年5月に罪状を認めた。
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