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強殺事件受けタクシーに仕切板を設置
~運転手が殺された広島県・三原交通~

タクシー運転手が勤務中に殺害され売上金などが奪われた事件を受けて、被害者が勤務していた広島県三原市の三原交通(中村博社長)が、車両に運転席と後部座席を仕切るアクリル板の防犯仕切板を設置することを決めた。広島県警・三原警察署で20日開かれた「管内タクシー防犯協力会」の総会で中村社長が報告した。当面は深夜営業がある車両が対象で、8月中にも設置を終えたいとしている。
同社によると、ローテーションで深夜営業が回ってくるのは同社が所有する67台のうち約30台。設置するアクリル板の形状などを選定しているところで、近く発注するという。さらに運転席に催涙スプレーを備え付けることも決め、すでに
購入している。
同協力会は平成元年に設立され、現在、同市内のタクシー会社13が加盟している。毎年この時期に総会を開いているが、今回の総会は事件を受けて強盗などの被害を防ぐ方法や被害に遭った際に生命を守るにはどうするかなどを真剣に話し合った。
加盟社ごとに規模や経営状態が違うため、防犯仕切板の設置などを一律に決めることはしなかったが、これまで以上に危機管理意識を高める必要があるという認識で一致した。それぞれが自社に合った防犯対策を改めて検討し、具体策が決まれば同協力会に報告することを決めた。


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