中国の国家品質監督総局は4日、食品や電化製品、それに生活用品など中国国内の企業が製造した7,200の製品を対象に合格基準を満たしているかどうか今年上半期の調査結果を公表した。その結果、19.1%の製品が合格基準を満たしておらず、安全性に問題があったり、適切な表示がされていなかったりしていたことが分った。
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このうち、食品については、果物の缶詰や干し魚、それにビーフンなどの合格率が低く、基準を超える食品添加物や細菌が検出されたという。
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また、従業員の少ない小さな企業ほど合格率が低かったと指摘しており、こうした企業が製造した製品の27.1%が合格基準を満たさなかったとしている。
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中国製品をめぐっては、歯磨き粉から有害物質が見つかったり、おもちゃから基準値を超える鉛が検出されたりして、アメリカや日本などで製品の回収が行われており、国際社会の中国製品に対する不信感は一段と広がりそうである。
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