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高市早苗少子化・男女共同参画担当相は26日の閣議に、「つながりが築く豊かな国民生活」と題した07年版の国民生活白書を提出した。父親の長時間労働などを原因とする家族関係の希薄化が進み、家庭の教育や地域ぐるみの子育て支援に悪影響をもたらしていると分析。人々に安らぎや充足感を与える「つながり」を再び取り戻すため、政府は仕事と生活の調和「ワーク・ライフ・バランス」を推進すべきだと提言した。
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今回で50回目となる白書は、家族、地域、職場という3つの「場」における「つながり」に焦点を当て国民生活への影響を探った。長時間労働やIT(情報技術)化などで、いずれの場でも人間関係が希薄化し、個人の精神的不安定、家庭でのしつけ不足、地域の防犯機能や企業の人材育成能力の低下など経済・社会に深刻な影響を与えると警鐘を鳴らしている。
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