鹿児島市・天文館の11の商店街でつくる中央地区商店街振興組合連合会(有馬勝正理事長)は、各商店街に設置している監視カメラの運用を見直し、現行より6時間延長して24時間フル運用することを決め、27日から実施する。通行人アンケートなどで24時間運用を求める回答が多かったのを受けた。
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天文館の監視カメラは03年11月に設置され、現在は55台が午後5時から翌午前11時まで作動している。天文館の特定非営利活動法人「クリーンパトロール・鹿児島」によると、監視カメラの設置後、器物損壊やごみ不法投棄、アーケード内の車両暴走などが減り、監視カメラの抑止効果とみている。一方で、カメラが作動していない時間帯に店が窃盗に遭ったり、老人がひったくりに遭ったりする被害も発生し、時間延長を検討していた。
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同法人が3月に通行人860人に行った調査では、監視カメラの必要性では92%が「必要」と回答。「監視カメラはプライバシー侵害と思うか」の質問には「思わない」77%、「思う」15%。運用時間について74%が「24時間作動させた方がいい」と答えた。
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今回の措置について有馬理事長は「街の安全・安心を守るため、時間を延長して防犯態勢をより強固にしたい」と語っている。
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