横浜駅西口に監視カメラやインターホンなどを装備した「スーパー防犯灯」5台が設置され、28日に横浜ビブル前で運用開始式が行なわれた。犯罪発生時に被害者がインターホン越しで被害状況を伝えることができるほか、360度回転するドーム型監視カメラも作動するなど事件の早期解決や犯罪抑止が期待されている。
|
スーパー防犯灯は、横浜ビブレ前のパルナード通りや相鉄ムービル前などに設置されている。地元住民や事業者などの要望で実現した。なお、神奈川県内では4月末までに川崎、厚木、相模原市内などで50台設置されている。
|
通常、監視カメラは作動していないが、ひったくりや路上強盗などの被害者や目撃者が備え付けの緊急通報ボタンを押すと、赤色回転灯が点灯しサイレンも鳴って事件発生を知らせる。5台すべてのカメラも作動する。また防犯灯のインターホンと神奈川県警・戸部署のモニターで犯人の特徴などを直接伝えることができる。
|
横浜ビブレ前で行なわれた運用開始式で同署の川野辺寛署長は、「多くの人が集まる場所は犯罪発生の危険性が付きまとう。犯罪抑止の大きな力になると期待している」とあいさつ。ひったくり事件を想定した防犯灯の実用訓練も行われた。
|