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 米国で殺人が2年で10％も増加 ～対テロに人手取られ防犯が手薄に～ 全米の警察幹部らでつくる横断組織「警察幹部の調査フォーラム」(ＰＥＲＦ)がこのほど明らかにしたところによると、米国の凶悪犯罪が増加傾向にあり計56の警察管区で起きた06年の殺人件数は04年と比べ約10％増えたという。 米国では4月にバージニア工科大乱射事件、今月19日にも西部アイダホ州で容疑者を含め4人が死亡する銃乱射事件が起きている。専門家は9・11同時テロ以降、警察がテロ対策に人手を取られ、防犯対策が手薄になっていることが凶悪犯罪増加の一因と指摘している。 ＰＥＲＦはロサンゼルス、シカゴ、マイアミを含む主要都市など56の警察管区の犯罪統計を集約しており、04年に4.976件だった殺人は06年には5,478件で約10％増となり、04年に13万9,045件の強盗は06年には15万6,076件で約12％増だった。