東京・中央区の警察博物館で自分の指紋採取や似顔絵モデルなど参加・体験型の特別展「東京の治安最前線」(同館5階)が27日から始まった。主催は警視庁。「犯罪のない明るい街、東京」をモットーに、日夜「悪」と対決している刑事の活動と科学捜査機器などを紹介している。来月6日まで開かれている。
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映像を3次元化しコンビニなどの監視カメラがとらえた容疑者の映像との照合を行う三次元形状計測カメラなど最先端技術を紹介しているほか、アルミの粉末を使っての指紋の採取や、ポリグラフなど普段触れることのできない捜査技術を実際に体験することができる。
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また、今月20日に東京・町田市で起きた発砲立てこもり事件で、立てこもり現場のアパートに突入した警視庁捜査1課の特殊班・SITのユニホームなども展示されている。
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主な展示内容は次のとおり。 ○犯罪概況パネル:昭和21年からの犯罪発生、検挙状況の推移グラフ ○未解決事件:オウム事件など未解決事件に関する資料 ○ポリグラフ体験 :通称「うそ発見器」の体験 ○似顔絵モデル体験:捜査員との似顔絵作成体験 ○指紋採取体験:自分の指紋採取体験 ○科学捜査機器:DNA鑑定パネル、銃器ライフルマーク鑑定機器、3次元カメラ ○ビデオ&パネル:振り込め詐欺、オウム事件、警察犬などのビデオ ○違法・有害情報対策:携帯電話・パソコンなどのフィルタリング ○紙幣偽造防止パネル:ブラックライトによる真偽判定体験
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