福岡県警は28日、治安に関する県民意識調査の結果を発表した。それによりと、4人のうち3人が身近な地域の治安について「良い」「どちらかと言えば良い」と答えた。一方、治安再生の効果策としては76%が「パトカーや制服警察官によるパトロール」を挙げている。
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地域の治安に関して地区別でみると、「良い」「どちらかと言えば良い」と感じている人が筑後地区で85%に上ったのに対し、筑豊地区は66%。福岡、北九州地区はいずれも73%だった。
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取り締まってほしい犯罪として、約半数が「子どもや女性に対するいたずら・性犯罪」を挙げ、「殺人、強盗などの凶悪犯罪」「空き巣、忍び込みなどの窃盗犯罪」もそれぞれ40%を超えた。
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暴力団の存在について「容認できない」が全体で76%に上ったが、20代は58%、30代は66%で、若い世代ほど低い数字となった。
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また、飲酒運転が後を絶たない理由としては「ドライバーのモラル・マナーが低い」が76%で最も多く、次いで「社会全体の認識が甘い」「刑罰が軽い」の順だった。
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調査は、20歳以上の約3,700人を対象に今年1月9日から1月19日に、38警察署管内の自治会などにアンケート用紙を配布して行った。回答者は226人だった。
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