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北海道も万引き防止へ新組織を設立
~道万引き防止ウイーブネットワーク~

北海道でも万引き防止機構を設立することになり、2月15日に北海道警や道、百貨店業界などが万引き防止対策を検討する「北海道万引き防止機構(仮称)」設立に向けた発起人会を道警本部で開いたが、今月19日に「北海道万引き防止ウイーブネットワーク」の設立総会を開催した。道内のコンビニエンスストアやスーパーなど約4,000店が会員となり、万引きを防ぐための取り組みを行う。
設立総会には、小売店などの業界団体や道、道警などから計約140人が参加し、会長に日本チェーンストア協会北海道支部の松長正三支部長を選任した。松長会長は「万引きを防止するため、行政や学校、地域住民と連携して密度の高い活動をしていきたい」とあいさつした。今後は警察への通報の徹底や万引きしにくい店作りなどを行う。
同ネットワークの名称の「ウイーブ」は「布を織る」という意味の英語で、「万引き防止の糸をつむぎ、社会全体を包み込む大きな布を織る」という願いを込めたという。
道警生活安全企画課によると、道内の05年の万引きの検挙人員は3,556人(前年比794人減)で、このうち少年が889人、65歳以上の高齢者が878人だった。少年は減少傾向にある一方で、高齢者の割合が増加傾向にあり深刻化している。
道警が万引きをした高齢者に聞き取り調査をしたところ、万引きした動機について▽「孤独」24.5%▽、「失うものがない」14.1%、▽「生きがいがない」10.5%などを挙げ、犯行を思いとどまる要因として36.4%が「人とのつながり」と答えたという。
同課は、「高齢者の孤立が万引きの要因となる可能性がある」とし、高齢者の万引き対策に調査結果を生かしていくとしている。


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