警視庁では、20日から街頭防犯カメラを六本木と池袋駅東口に計42台新設し、池袋駅西口に8台増設(既設20台)する。これにより警視庁が運用する都内の街頭防犯カメラは計150台になる。
|
街頭防犯カメラは、街頭犯罪の未然防止や捜査への活用を目的に02年から運用を開始し、これまでに新宿・歌舞伎町や渋谷・宇田川町、上野の繁華街などに計100台を取り付けた。24時間稼働し、警視庁の「街頭防犯カメラシステム集中運用センター」でモニター監視し、録画して映像データを1週間保存する。映像データの活用状況は都公安委員会に毎月報告する。
|
今回の新設個所は、六本木地区(港区六本木3~7、同区赤坂9)に35台、池袋東口地区(豊島区東池袋1)に7台となっている。
|
同庁のまとめでは、歌舞伎町地区では設置前の01年の刑法犯認知件数が1,865件(うち街頭犯罪634件)だったものが、昨年には1,686件(同479件)に減少し、他の地区も同様に減少している。
|
また、昨年は未成年者誘拐や路上強盗、傷害、ひったくり、車上狙いなどの捜査に120件の映像データを提供。うち62件が容疑者の摘発などにつながったとしている。
|