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カメラで富士山麓の不法投棄を自動監視

静岡県庁で16日、あとを絶たない富士山周辺での不法投棄を防ぐため車のナンバープレートを読み取る「富士山麓不法投棄自動監視カメラシステム」の開所式が行われ、富士宮市上井出、裾野市須山、富士市大淵の幹線道路3ヶ所での運用が始まった。不法投棄監視のためにナンバープレートの自動読み取り機能のあるカメラが設置されるのは全国で初めて。
監視カメラは1ヶ所につき、上下線を対象にカメラ2台を24時間リアルタイムで稼働させる。通過する全車両のナンバーなど車両情報を県庁に送り、不審車両の追跡調査などに役立てる。総事業費は約3,300万円。データは県個人情報保護法条例に基づいて運用するが、悪質な場合は警察に通報する。
悪質、巧妙化する富士山麓の不法投棄の防止に向け抑止効果と不審車両の把握、指導の強化が狙いで、一定エリアを連携し、不法投棄監視のためにナンバープレートの自動読み取り機能のあるカメラが設置されるのは全国で初めて。式では府川博明・環境森林部長が「県民を挙げて不法投棄を包囲する有効な手段の1つとして活用していきたい」とあいさつした。
富士山麓の産業廃棄物不法投棄件数は平成17年度が13件、18年度が14件と年々増加傾向にある。県は富士山の世界文化遺産登録に向けた環境保全の観点からも不法投棄対策に全力を挙げていく方針。


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