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NTT西日本と住電朝日精工が共同でブロードバンドを利用したワイヤレス映像監視ソリューションを22日から提供

ブロードバンド化の進展にともない、ネットワークを介した高精細な映像の伝送が可能になる中、建設現場や工場での作業進捗の確認など、遠隔地の映像を伝送する映像監視に対するニーズが急速に高まっているが、このようなニーズに応えるため、ブロードバンドネットワークをベースに映像などのコンテンツ配信を展開する西日本電信電話(株)(NTT西日本/大阪市中央区、上野至大社長)と監視カメラツールなど映像監視分野で高度な技術を有する住電朝日精工(株)(兵庫県伊丹市、馬戸徹社長)は、両社の強みを相互補完した映像監視ソリューションをこのほど共同で開発し、建設業や製造業をはじめ遠隔地の状況把握をリアルタイムに伝送するワイヤレス映像監視ソリューションを9月22日(月)から共同で提供開始する。
本ソリューションの概要は、NTT西日本の超高速インターネットアクセスサービス「Bフレッツ」などと、住電朝日精工が開発した無線LANを利用したワイヤレス映像監視システムを組み合わせ、遠隔地の高品質な映像を低コストで伝送するもので、システムのコンサルティングから構築・保守まで、お客の多様な利用用途や利用形態に応えるトータルソリューションを提供するもの。本システムは、自由に持ち運びできる携帯型Webサーバを利用するため、これまでの定点監視では不可能であった、あらゆる視点から撮影対象物を詳細に撮影することが可能である。また電源を含め、完全なワイヤレスを実現しており、軽量でコンパクトな携帯型であるため、誰でも気軽にどこにでも持ち運ぶことができる。さらに市販のビデオカメラやデジタルカメラなどを使用できるため、安価で多彩な機能を持ったシステムを構築することが可能である。標準販売価格は30万円から、販売目標額は3億円(平成16年度末まで)
本ソリューションの特徴は次のとおり。
(1)ワイヤレスによる高い機動性
カメラを固定する方式では監視可能な範囲が限定されるが、本ソリューションでは、無線LANを利用することで、携帯型Webサーバとビデオカメラを自由に持ち運びすることができ、電波が届く範囲内(最大約300メートル/屋外の場合)の映像を送信することができる。また、無線LAN機器を増設し、それらをLAN接続することで、複数の場所の映像を同時に伝送・監視することが可能である。さらに、携帯型Webサーバ方式を採用しているため、同一映像に対して、複数の人が同時にアクセスすることができる。
(2)高いセキュリティを実現
無線LANシステムには暗号化機能を搭載し、不正アクセスなどを防止するほか、安価で高速なプライベートネットワークが構築できるNTT西日本のフレッツ・グループを利用することで、高いネットワークセキュリティを提供する。
(3)パッケージソリューションの提供
提供するネットワークとシステムは、あらかじめNTT西日本と住電朝日精工の両社が検証を行いパッケージ化しているため、スピーディーかつ低コストでのシステム構築が可能である。
(4)万全のサポート体制
西日本エリアの全府県に拠点を有するNTTネオメイトグループが、導入時の工事から保守までを一貫して担当することで、迅速かつ柔軟なサポート体制を提供する。
本ソリューション活用例として、次のようなことがあげられる。
(1)建設現場監視
建設現場を管理する設計者や監督が離れた場所にいても、現場の施工状況をリアルタイムに確認することができ、確実な施工管理を実現する。携帯型のため、現場の様々な施工状態をあらゆる視点から撮影できるので、詳細な状況報告が可能である。
(2)工場ライン監視
本社の管理部門が、遠隔地にある工場の製造ラインの映像をリアルタイムに確認することができ、故障状況の把握や指示など的確な製造管理を実現する。自由に持ち運びが可能のため、部品の破損状態など、細かい部分の映像を撮影し、詳細な指示を受けることができる。
(3)イベントの映像配信
展示会やコンサート、学園祭・運動会など、各種イベントの映像をリアルタイムに映像配信することで、効果的なプロモーションを実現する。会場などを動き回って撮影することで、様々なシーンをタイムリーに映像提供することが可能である。
NTT西日本と住電朝日精工の役割は次のとおり。
<NTT西日本>
今回提供するワイヤレス携帯型映像監視ソリューションの導入コンサルティングから、設計・構築及び保守までをトータルに提供する。また映像監視分野における新たなニーズを収集し、そのニーズに応える最適なシステムについて住電朝日精工と共同で企画・開発する。
<住電朝日精工>
本ソリューションを構成するシステムの開発・製造・提供を行うほか、修理サービスなどの技術支援を行う。今後、伝送する画質や音質の向上など、さらなるユーザビリティ向上のためのシステム開発を行う。


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