今日(2日)から「第7回ドラッグストアショー」が幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で開かれたが(4日まで)、このショーに高千穂交易が、小売業界初となる「キャッシャー不正防止システム」を出展している。
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名称は、「スマートDVR」と従来の名称のままだが、今回、カシオと協業して完全な形でのPOS連動システムをを組み立てた。近くシャープとの連動も予定されている。小売業界関係者は、ドラッグストア関係者だけでなく見ることをお勧めする。
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小売業にとって万引きと内引きは大問題であるが、高千穂交易は、この2つの問題点を解決する機器を揃えたわけで、高千穂交易の市場シェアは一層拡大することになるのは間違いないと思われる。
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キャッシャーによる不正、つまり「内部不正」(内引き)は、いまや万引き以上に小売業界にとっては頭の痛い問題。従来、POSレジと監視カメラ・DVR(デジタルレコーダー)を連動してキャッシャーの不正行為を監視して防止するシステムは、韓国や台湾のDVRをメインマシンとして市場にテスト的に入ってきたが、いずれもPOSレジを操作し、最後にキャンセル・ブタンを押されたら、このまでの一連の行為をDVRに記録として残すことが出来なかった。
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今回、高千穂交易が出展したのは、新しいソフトを取り込んで、キャンセルボタンを押されても、一連の行為はすべてDVRに残され、万が一、不正行為が行われたら、それを見つけ出すことが出来るもの。
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今回の「第7回ドラッグストアショー」には、チェックポイントシステムジャパンや防犯ミラーのコミー、また日立製作所なども出展しているが、日立製作所の「緊急時映像配信システム」も見ものである。特に、多店舗展開している小売業にとっては、安全監視・防犯監視のうえで大いに貢献すると思われる。
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