群馬県警が、金融機関で強盗事件が起きた際に監視カメラの画像をすぐに警察で見られるようにするシステムを導入した。画像は、時間を8分前までさかのぼって送ることができるため初動捜査に役立つと期待されている。
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このシステムは、金融機関が強盗などに襲われた際に、通報用の非常ボタンを押すと監視カメラのカラーの画像が電話回線を通して、すぐに群馬県警の通信指令室に送られるもの。今月から、警察本部と県内の3つの金融機関の間が結ばれた。
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非常ボタンを押すと自動的に8分前までさかのぼった画像が送られるため、犯人が逃走した後にボタンを押しても詳しい特徴などを伝えることができる。画像は現場周辺のパトカーにも転送できる。
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システムを導入した「アイオー信用金庫茂呂支店」の新井浩支店長は、「このシステムのカメラが設置されているだけで強盗を防ぐ効果があると思う」と話している。
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また、群馬県警の竹内誠一通信指令室長は、「強盗に襲われると非常ボタンを押すのがどうしても遅くなるが、このシステムならば初動捜査も速やかに行える」としています。
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このシステムは、数百万円ほどの費用で導入できるということで群馬県警では他の金融機関にも導入を呼びかけていくことにしている。
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