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全国の警察本部の捜査1課が捜査本部を設置した殺人と強盗殺人事件の昨年の「解決率」は94%にのぼり、統計を取り始めた89年以降で初めて9割を超え、最も高率だったことが警察庁のまとめで11日わかった。警察庁は、「刑法犯認知件数の減少に加え、科学捜査の進歩が解決率の向上につながったのではないか」と分析している。
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昨年発生した殺人、強盗殺人事件で、容疑者特定などに向け態勢を増強する必要があるとして捜査本部を設置したのは、前年比20件減の95件。これに対し、過去に捜査本部を設置した事件も含め昨年中に89件が解決した。
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設置件数は最多だった02年の176件から4年連続で減少し、昨年は90年の84件に次いで少なかった。解決率は00年には67%にまで落ち込んだが、その後、6年連続で上昇している。
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