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昨年1~11月の「110番」受理は2年連続の減少
~現場に出動するレスポンスタイムは遅くなる~


昨年1~11月に全国の警察が受理した110番通報は、前年同期比2.2%減の834万6,315件だったことが9日、警察庁のまとめで分かった。15人に1人が利用した計算で、1日平均は約2万5,000件だった。

2年連続の減少で、06年年間では前年より約20万件少ない約920万件になる見通し。刑法犯関係の通報が2ケタ減だったことなどが要因だという。

内容別では、交通事故や駐車違反など交通関係が最も多く全体の30.9%を占めている。緊急の対応を必要としない各種照会や苦情・要望も25.4%あった。刑法犯関係は全体の6.6%で、受理数は前年同期比で11.4%減少した。携帯電話からの受理件数は505万4,800件で前年同期比1.0%増加し、全体の6割を占めている。

また、110番通報を受けて、警察官が現場に到着するまでの所要時間は全国平均で7分10秒で、前年より8秒遅くなったことも判明した。現場の確定に時間がかかる携帯電話からの通報が増えているためだという。

なお、警察庁は、4月から北海道、東京、神奈川、愛知、大阪、奈良の6都道府県の警察本部でGPS(全地球測位システム)付きと高速データ通信が可能な「第3世代」機種(NTTドコモの「FOMA」など)の携帯電話からも通報者の位置情報を把握する新システムを導入し時間短縮を目指すと発表した。



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