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安売りタイムで買い物客増やし子ども見守ろう

静岡県警・森署のアイデアで、5日から商店街の安売りタイムサービスを防犯に生かそうと「明るいまちづくり協力店」をがスタートした。協力店は児童、生徒の下校時間帯に当たる午後2時から4時までタイムサービスなどを実施し、これによって買い物客を増やし、子どもを“見守る目”を増やす。商店街と警察が連携した全国的にも珍しい試みで、地元の学校関係者も歓迎している。
森町の中心部が対象で、現在、商店街の洋品店や薬局などの商店、スーパーなどの大型店計35店の協力が決まっている。協力店は同署が作成したステッカーを掲示し、下校時間帯に安売りやポイントサービスなどを展開する。本屋や美容院など業種によっては安売りできない店もあるが、ステッカーを張り出すことで子どもを見守る姿勢をアピールする。
発案した同署交通地域課の小柳津明男巡査部長(55)は、「全国的に子どもが被害を受ける事件が多発する中、警察力だけでは限界がある。下校時間帯にどうすれば大人の目を増やせるかを考えた」と語っている。
同署で5日開かれた発足式でステッカーを受け取った新町商店街の山田易宏会長(59)は「防犯にとっても、商店街にとってもいい効果がある」と挨拶した。対象エリアに通学路を持つ森小の小池祐士校長も「素晴らしい企画。買い物客が街に多ければ、悪い人もこない」と効果に期待した。同署は今後、協力店を増やしていく予定である。


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