Secure-japan
header


診断
犯罪事例
セキュリティ情報
このサイトについて
  

不在通知書を盗難しクレジットカードを騙し取る手口増加

郵便受けから抜き取った不在通知書をもとに、偽造した身分証などを使って受取人になりすまし、クレジットカードなどの入った郵便物をだまし取る被害が全国的に広がっている。日本郵政公社にとっては、窓口での本人確認の徹底は限界があり、同公社は、身分証の偽造例を示すなどして対策に全力を挙げるという。
不在通知書を郵便局の窓口に持参して郵便物をだまし取る手口で、現金書留のほか、貴重品を郵送する「配達記録郵便物」が主に狙われている。郵便局側は本人かどうかを確認するが、その際、偽造した健康保険証などを提示し、用意した認め印を押すという。
関係者によると、受取人になりすますために偽造されるのは健康保険証が最も多く、02年度に近畿支社管内で発覚しただけで44件あった。このため、同支社は今年3月、管内の郵便局長に対策を通知した。
通知では、窓口を訪れた人の年格好と保険証の生年月日が不相応なことに気付いた担当者が、「受取人」にさまざまな問いかけをして未然に防いだケースを「事例」として取り上げるとともに、社会保険事務局発行の健康保険被保険者証で偽物を判別するマニュアルを添付している。
また、不在通知書と委任状があれば代理人でも受け取りが可能なため、マンションの郵便受けから盗んだ不在通知書と偽造委任状をもとに、配達記録郵便物をだまし取る事件も発生。


footer