神奈川県警・鎌倉署の交番勤務の男性巡査長(25)が19日、同県厚木市の小田急線本厚木駅前ビル5階の書店でバッグに仕込んだ小型ビデオカメラを使い女性のスカートの中を盗撮したとして迷惑防止条例違反(卑わい行為の禁止)の疑いで県警の事情聴取を受けていることが23日わかった。容疑を認めており、県警は横浜地検小田原支部に書類送検する。
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調べでは、19日午後4時50分頃、「女性の後をつけている不審な男がいる」と書店の店長がビルの警備員に通報。同5時過ぎ、警備員がビル内で巡査長に声をかけたところ押し問答になり、巡査長はバッグを置いて逃走した。バッグの中にカメラはなかったが、銀行の預金通帳から鎌倉署の巡査長と判明。巡査長は同午後8時頃、上司とともに厚木署に出頭し、「盗撮した」と容疑を認めた。「過去にも盗撮した」と話しているという。
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県警によると、バッグの外ポケットの中に粘着テープで固定したクリアケースがあり、カメラを入れるため使ったとみているが、巡査長は「カメラは捨てていないが、どこにあるか分からない」と供述しているという。鎌倉署では、15日に別の交番勤務の男性巡査長(38)が窃盗容疑で逮捕されている。
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