Secure-japan
header


診断
犯罪事例
セキュリティ情報
このサイトについて
  

「民活」刑務所を公開、受刑服に無線タグ、鉄格子なし

法務省は4日、刑務所としては全国で初めてPFI方式で設置する山口県美祢市の「美祢社会復帰促進センター」を報道陣に公開した。民間のノウハウや新技術を導入した同センターは、来年2月頃に完成予定。5月から初犯の男女500人ずつの収容を始める。
同センターは、国が同市内の工業団地約28万平方メートルを約9億円で購入。セコム、清水建設などでつくる企業「社会復帰サポート美祢」が建設し、20年間運営する。建設・運営費は合わせて約517億円。PFI方式により国の支出は約48億円削減されるという。
景観に配慮しセンター周囲はコンクリート塀ではなく高さ3.5~4.5メートルのフェンスや赤外線センサーで囲む。収容棟の居室の窓には鉄格子はなく、強化ガラスを使っている。
受刑者の服に無線タグを装着して居場所を把握するなどして職員の付き添いを減らし、運営コストも削減する。事務、警備などは民間に委託し、職員約250人の半数が民間人となる。
PFI方式とは、プライベート・ファイナンス・イニシアチブの略で、公共施設などの建設、維持管理、運営に民間の資金やノウハウを導入する手法。国や地方自治体の負担を軽減する狙い。日本では99年のPFI法成立で導入された。


footer