小売り世界最大手、米ウォルマートが来年からメキシコで銀行業務に参入する。銀行口座を開設できない低所得層を対象に、小口の貯蓄・貸し付けを行うベンチャー色の強い業務を展開する。同社は米国でも銀行免許を申請しており、小売りと銀行業務を融合した新たなビジネスモデルに注目が集まっている。
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AP通信などによると、メキシコ財務省は24日までにメキシコ・ウォルマートなど外資系5社に銀行免許を与えることを明らかにした。メキシコの金融機関は長年、手数料と金利の高さが批判を浴びてきた。今回の外資系への銀行免許付与も競争促進を通じた金利、手数料の引き下げを狙ったもの。
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ウォルマートの銀行業務参入には、銀行業務からの収益を確保するほか、生活資金貸し付けを本業の売り上げ拡大に結びつける狙いがある。
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日本の銀行も利益を独り占めにしないで、“還元”することを考えたらどうか。
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