仮釈放のない「終身刑」の創設を求めて全国で署名活動を続けるイタリア出身の建築資材輸入業のストッキ・アルベルトさん(50)=京都市在住=が22日、法務省を訪れて6万人を超える署名を長勢法相に提出した。
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ストッキさんは宮崎市に住んでいた04年、近所の男に自宅に放火され妻(当時46)と次女(同12)を亡くした。窃盗罪などで服役歴があった男は無期懲役の判決を受けて確定した。
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ストッキさんは同省の担当者に、「日本には無期懲役と死刑の間がない。刑務所に入っても、出てきて再び罪を繰り返す可能性がある」と訴えた。
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長勢法相は24日の閣議後会見で、「終身刑は死刑制度の廃止と絡んで出てくる話でもある。当面死刑廃止は考えていないし、ただちに終身刑をどうするということは考えていない」と話した。
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