相次ぐ窃盗事件により監視カメラを設置した韓国・全羅南道長城郡の「無人販売所」が、監視カメラを取り外し以前のままの“信頼販売”を行うことになった。
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全羅南道長城郡北下面丹田里のシンチョン村の住民は最近会議を開き、さきに無人販売所に設置した監視カメラを撤去することにした。盗難を懸念し短縮していた営業時間(午前7時~午後8時)も24時間体制に戻した。
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この店の運営者の村長パク・チュンリョルさん(47)は、「無人販売所を営業するようになってから村が団結し、真の共同体が形成されていくのを感じていた。そんな店をなくすことはできないという結論を下した。また泥棒に襲われるのではないかと不安だが、監視カメラを取り外してから気持ちが楽になった」と話している。
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この村の住民たちは、昨年5月にオープンしたこの無人販売所がメディアを通じて有名になると、外地からも客が来るようになり、度重なる泥棒の被害のために今月1日から店内に監視カメラを設置していた。
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一方、監視カメラ設置のニュースが報道されると、全国から後援したいとの申し出が相次いだものの、パク村長と住民らはこれを丁重に断ったという。
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