松下電器産業は13日、家庭内のコンセントから高速インターネットに接続できる宅内電力線通信(PLC)用のアダプターを12月9日から発売すると発表した。従来の無線LAN(構内情報通信網)に変わる家庭内ネットワークと位置づけ、2010年に200億円の売り上げを目指す。
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PLCは、漏洩電波がアマチュア無線などへ影響を与える可能性があるとして総務省の研究会が導入を検討してきたが10月に解禁された。
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松下の新製品は解禁後初の実用モデル。価格はオープンだが実勢は親機と子機のセットで2万円前後。増設用の子機は1万3000円程度の見込み。
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親機は光ファイバーやADSL(非対称デジタル加入者線)など利用者が加入しているサービスのモデムにつなぎ、もう一方のジャックをコンセントに差す。子機は子供部屋など離れた場所でコンセントにつなぎ、もう一方にパソコンからの通信回線を差し込む。コンセントがあればどの部屋でもネット接続が可能になる。
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