新潟市土地開発公社は11日、同公社が所有するJR新潟駅南口駐車場を管理運営していた「セコムジャスティック上信越」が売上金を過少申告していた問題で親会社「セコム上信越」の野沢慎吾社長を市役所に呼び、同駐車場などの契約解除を通知した。
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公社とジ社が結んでいる同駐車場など3件の契約解除のほか、市が両社と契約する市庁舎の警備など5件についても解除する意向を伝えた。また、同日付で親会社を6ヶ月、ジ社を12ヶ月の指名停止とする行政処分も言い渡した。
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その後、野沢社長は会見し、「厳粛に受け止め、処分内容にはすべて従う」と述べた。また指名停止期間中、自らの給与を50%返上し、過少申告があった時期の会社役員らも給与を一部返上することを明らかにした。
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ジ社の元専務(63)が詐欺罪で告訴されたことに関しては「弁護士など第三者も交えた社内調査では(元専務と事務担当社員の2人の)ほかに関与した者はいない」と強調し、「県警の捜査には全面的に協力する」と語った。
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