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犯罪防止に青色街路灯で犯罪激減

広島県では犯罪抑止効果を期待して、広島中央署などが昨年8月から青色街路灯を試験的に設置している。昨年8月、中区本川町2の街路灯12基を、白から青に変えた。その後の約5カ月間で、(昨年1~7月)は53件が、設置後(昨年8~12月)は6件に激減し、設置前に3件あった痴漢は、設置後は発生しなかった。さらに効果を検証するため、同町3や同区十日市町2などの街路灯43基も青色に変えた。行政による青色街路灯の設置は、全国初で、奈良や沖縄、静岡県などでも、地元自治会を中心として青色街路灯の設置を進めている。県内では、呉市仁方桟橋通でも4基の青色街路灯が設置されている。
取り組みのきっかけは、イギリス北部の都市グラスゴーで街路灯をオレンジ色から青色に変えた後、犯罪が年間1万件減少したことを紹介するテレビ番組だった。経費は、1基約3500円の人件費と電球代。福山大心理学科の平伸二教授(犯罪心理学)は、昼間は赤がはっきり見えるが、夜は波長の短い青が明るく見える「プルキンエ現象」を指摘。青色街路灯で周囲が明るく見えるようになったことや、青には心理的に沈静させる効果があることなどが、犯罪減少の原因として考えられるという。


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