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富士通の無人レジ、3日から発売

富士通は3日から、レジを無人にする「セルフチェックアウトシステム」を小売店向けに発売する。買い物客自身が商品のバーコードを機械に読み取らせて精算し、その場で袋に詰める仕組みである。料金支払いの時間が短縮されるため、同社では小売店と客の双方に利点があるとみている。※システムの詳細は、 「セキュアジャパン」2005.09.15掲載の<富士通が「セルフチェックアウトシステム」を販売~買物客満足度向上と店舗運用の効率化を実現~>をご覧ください。
商品のバーコードを読み取らせると、画面に価格などが表示される。その後、隣のテーブルに用意された袋に商品を詰める。機械が袋の重さを量るため、読み取りをしないまま商品を袋に詰めるとエラーが出て、精算漏れや万引きを防げる。精算は自動販売機やATM(現金自動出入機)を使うような感覚で、現金でもカードでもできる。
試験的に導入したスーパーでは、買い物が多い客は有人レジ、少ない客は無人レジという具合に「すみ分け」ができ、待ち時間を短縮できたという。無人レジなら買った商品を店員に見られないため、プライバシー保護の観点からも利点があるとみている。
アメリカでは04年度までに累計約4万7,000台が普及しているという。日本ではまだ普及していないが、富士通では07年度までに量販店のレジの2%に相当する5,000台を無人に置き換わらせたいとしている。
価格は、無人レジ4台と店員専用機1台のセットで1,500万円程度。これで年間500万円程度の人件費などのコストが削減できるという。


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