ソニーは18日、周囲360度のパノラマ映像を1つのカメラで撮影出来る2種類の全周囲カメラモジュール「カメレオンアイ(TM)」を12月初旬よりサンプル出荷すると発表した。 |
カメレオンアイ(TM)は、頂点部に反射面をつけた特殊なレンズを使用することにより、回転機構などを用いずに1つのCCDカメラで360度の映像を撮影することが可能となっている。また、合計で6種類の画像を内蔵DSPによって簡単に画面上に映し出すアプリケーション設計に対応している。 |
『RPU-C251』は、机上設置などを目的に水平面より下側17度まで撮影範囲を広げた俯角付きカメラモジュール、『RPU‐C352』は、天井等に組み込むことを想定した俯角の無いカメラモジュールです。ともに、サンプル価格は15万円。 |
主な特長は次のとおり。 |
1)CCDイメージセンサーと環状画レンズを一体化したユニークなカメラ部分の設計 環状画レンズを採用することで、1つのCCDイメージセンターで周囲360度の映像を撮影できるユニークなモジュール構成である。 |
2)シンプルな操作で6種類の画像出力が可能 モジュールに内蔵されたDSPにより簡単に環状画像、360度展開画像、4分割画像、ズーム、パーン、ティルト、左右の移動画像の6種類の画像を標準テレビ信号で出力することが可能。 |
3)高い信頼性を実現するモジュール構成 このモジュールは、パーン、ティルト機能に回転機構を必要としないため、保守整備が容易。 また、画像展開機能は内蔵のDSPに搭載されているため、アプリケーションに応じたコントロール回路およびインタフェース回路などを付け加えるだけで製品化が可能であり、採用商品の高い信頼性を実現するモジュール構成となっている。 |
4)NTSC、PALの2つの標準テレビ映像信号方式に対応したビデオ信号出力 ビデオ信号による出力のため、撮影した映像をテレビモニターに直接映し出すことが可能。幅広い地域で商品展開を可能とするため、NTSC、PALの両方に対応している。 |