三和シヤッター工業(東京都新宿区、高山俊隆社長)では、収納型サムターンや鎌デッド錠などで防犯機能を向上させ、さらに全タイプ耐震枠など災害面も強化したマンション用ドア「セレドール アバンセ」を発売開始した。近年、集合住宅の侵入などが社会問題になり住宅の防犯がクローズアップされているが、このような状況のなかで同社は今年2月に「セレドールパルビオ」を発売し好評を博しているが、販売展開の中でより高いグレードのドアへのニーズがあり、同社では「お客様に安心と安全を」「人にやさしい使いやすさを」「豊富なデザインで選びやすさを」の3つのコンセプトをもとに研究・開発してきた。 |
今回発売した「セレドールアバンセ」は、収納型サムターンや鎌デッド錠などの高い防犯機能を備えるとともに今まで高級ドアの装備であったリバーシブルキーや耐震枠などを標準装備し、高いコストパフォーマンスを実現したもの。同社では、市場の声を商品に反映させながら、今後も快適な環境づくりを目指して暮らしの中に「安全・安心・快適」を提供していく方針である。 |
セレドールアバンセの特長は次のとおり。 |
1)集合住宅の侵入盗対策を強化 近年社会問題化している集合住宅侵入盗の手口に対してディンプル錠×2ロックや新たに開発した収納型サムターン、バールなどのこじ開けには鎌デッド錠、防犯タイプのオーナメントドアアイなど、より高い防犯効果のものを標準で装備した。 |
2)全タイプ耐震枠を標準装備 地震などで枠が変形しドアが開かなくなるのを防ぐため、全タイプに耐震枠を標準装備した。この耐震枠は鎌デッドボルト仕様対応枠を使用していることから防犯性をも向上させるとともに耐震ドアガードも装備し、災害や防犯のリスクを軽減させていいる。 |
3)人にやさしい工夫 蓄光樹脂入りすりばちシリンダーにし、手元が暗くてもスムーズに鍵穴にキーを差し込めるようにした。また、表裏を気にしなくても良いリバーシブルタイプのディンプルキー、面倒なスペア-キーの複製を解消するために付属キーを6個にするなど、人にやさしい工夫をするとともに、ドアの断熱性能を向上させ、表面材は全て非塩ビ鋼板を採用するなど環境面にも配慮している。 |
4)豊富なデザインバリエーション デザインオーナメントとドアアイを合体させ、リースフック機能も付加した新開発のオーナメントドアアイをはじめ、27種類のカラーバリエーションと12種類のドアデザイン、5種類の錠前で建物の個性を演出する。 |
5)機能を充実させるオプション 指はさみ防止枠や地震などで物が倒れ扉外側に障害物がある場合でも、扉上部のピポットヒンジ・ドアクローザーを外すことにより扉を開けることが出来る。非常脱出機構もオプションとして装備が可能。 |