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社員証、学生証、職員証に、ICカードを採用する企業や団体が増加している。同時にそのICカードに入退室管理や、PCログオン認証などの物理的認証や電子的認証機能を搭載する、情報漏洩対策への関心も高まっている。しかしながら、ICカード認証型のPCセキュリティ製品を運用するにあたっては、人事異動などに伴うセキュリティ権限情報を変更する度に、ICカードを回収して再発行しなくてはならないという問題がある。特に大規模ユーザの企業や大学、自治体などでは、その手間と時間は膨大なものになり、導入/運用の障害となっている。 |
今回開発した「SmartOn NEO」では、権限情報を変更する際に、ネットワーク上に設置したSmartOn NEOのACLサーバのユーザ設定を変更することで、ICカードを回収せずにユーザ権限を更新することができ、数万人クラスの大規模ユーザであっても、効率的な運用が可能になっている。 |
また、従来型の製品で懸念されていた、ICカード紛失時に不正利用される問題も回避している。「SmartOn NEO」は、ユーザ情報だけではなく、ICカードそのものを失効させる機能を搭載し、管理者がACLサーバで失効を設定すれば、そのICカードのログインを拒絶し、不正利用を防止。 |
既存の「Soliton SmartOn」からの移行も、スムーズな設計となっている。サーバのみをアップグレードするだけで、ICカードもクライアントライセンスもそのまま継承でき、コスト面、運用面とも既存のSmartOnユーザへも配慮。 |
システムの特長 |
■SmartOnACLサーバへの設定変更により、ICカードを回収することなくユーザのPCセキュリティ権限を変更可能。 |
■ICカード管理機能により、紛失したICカードを失効させることができ、不正利用を防止。また、利用者が複数のICカードを利用する場合でも、個々の認証トークンを管理することが可能。 |
■PCにインストールするSmartOn NEO クライアントのソフトウェアバージョンアップもSmartOn ACLサーバから自動的に更新することが可能。 |
■クライアントPCで提供される各機能が拡張され、且つ、ICカードの種類や容量に依存しない、共通の機能を提供。複数の認証要求画面に対して自動的にパスワードを送出する「SmartOn Pass」機能は、最大32個までの、IDやパスワードを格納、送出が可能。 |
■管理者の権限を分散・委譲可能です。東京、大阪などの分散した環境でも、管理者権限に「ロール」を割り当て、効率的な運用管理が可能。 |
■人事DBからのユーザ情報の登録作業を効率化することが可能。 |
■現行版「SmartOn」の利用ユーザが「SmartOn NEO」に移行する場合も、ユーザに配付したICカードを回収することなく、導入が可能な設計。 |
■幅広いICカードに対応。FeliCa※2方式対応の非接触カードや、Type-B方式非接触Javaカードや、PKI対応ICカードなど順次対応を行う。既に「SmartOn(FeliCa対応版)」で実績のある発行・読み書き時の暗号化と改ざん検知プログラムは、他社製品以上の信頼性を実現しており「SmartOn NEO」にも継承される。また、USBトークンにも対応。 |
■SmartOn ACLサーバはハードウェア一体型のアプライアンス版を用意。ハードウェアへのOSや基本設定を行うことなく、購入時にユーザ登録や設定から開始できるため、短期導入、短期システム構築が可能。 |
価格 ・SmartOn NEOサーバパック(ソフトウェア版) ¥960,000 ・SmartOn NEOサーバパック(アプライアンス版) ¥2,480,000 ・PCインストールライセンス ¥12,000以下/ライセンス(ライセンス数によりボリュームディスカウント有り) ・アクティブトークンライセンス ¥700/ライセンス |
販売方法:代理店経由及び直販 出荷目標本数:初年度20万ライセンス 出荷開始:2003年10月末予定 ※本書記載の会社名、製品名はそれぞれ各社の登録商標または商標です。 |