パナソニック システムソリュ-ションズ社は3日、高圧縮・高レートのH.264コーデック搭載で16chの高画質・長時間記録を実現し、HDMI出力でモニターへのフルハイビジョン表示が可能なディスクレコーダーを開発、3日から6日までの4日間、東京ビッグサイトで開催されているセキュリティ・ショー(パナソニックブース 小間番号:SS2305)に参考出品している。
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今回、参考出品のデジタルディスクレコーダーは、長時間録画のニーズに対し、H.264コーデックを搭載。最大16台の監視カメラを毎秒30枚で、効率的な映像圧縮による長時間記録が可能。また監視映像の高画質化へのニーズに対し、高画質な映像を表示できるフルハイビジョンHDMI出力端子を備えている。
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また、より効果的な記録のため、スーパーダイナミック5カメラシリーズが採用しているi-VMD(インテリジェント映像動体検知)と同軸ケーブル1本で連携を実現。さらに大容量・高信頼なハードディスクへの記録、操作性・メンテナンス性の向上など、多面的な使いやすさを追求。480ips/フルレート記録対応のハイスペック機種(16ch)と240 ips/毎秒15コマ記録対応のスタンダード機種(16ch)を開発した。
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主な特長は次のとおり。 1)H.264コーデックで高画質・高圧縮・高レート、フルハイビジョンHDMI出力を実現 より綺麗に、より長く、より滑らかな記録を追求し、H.264コーデックを搭載。16chの高画質、高圧縮かつ高レートによる長時間記録を可能にした。また高効率な映像圧縮を可能にしたことで、狭帯域ネットワーク環境下でも高品位な映像を配信できるようになった。出力にはフルハイビジョンに対応したHDMI端子を搭載。モニターに映像を表示する際も鮮明な映像で確認が可能で、特に多画面表示時は、従来のアナログビデオ信号出力に比べて、4倍以上のピクセル数(同社従来機種比)による高精細映像で確認できる。
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(2)スーパーダイナミック5カメラシリーズのi-VMDと連携し、インテリジェント監視システムを構築 発売予定のスーパーダイナミック5カメラシリーズはi-VMD(インテリジェント映像動体検知)によって、従来は運用が難しかった屋外や夜間などでの検出精度を大幅に向上させた。さらに、滞留検知や置き去り、持ち去り検知などの機能を備えている。同レコーダーはこのスーパーダイナミック5カメラシリーズと同軸ケーブル一本で連携。高精度なアラーム情報を利用することでHDDへの記録データ量を削減し、効率的な画像検索に活かすことが可能。
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(3)本体に4台のHDDを内蔵でき、本体のみでRAID5/6(オプション)が構築できる高信頼性 標準搭載されている500GBのハードディスクとあわせ、オプションでハードディスクユニットWJ-HDU40L(500GB)を3台追加することで、最大2TBの大容量記録が可能。オプション ボードを使えば、本体のみでのRAID5/6の構築も可能で、万一のHDD故障時も記録映像の消失を回避するなど信頼性の向上も図れる。
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(4)マウスによる簡単操作と、録画中でもHDD交換が可能なメンテナンス環境を提供 USBマウス対応による優れた操作性を実現し、万一の際の事後検証などの操作もスムースに行うことが可能。画像コピーも、ビルトインDVDへの対応やSDメモリカードスロット装備により操作を簡単にした。また、メンテナンス用の前面LANポートや、録画中でも取り出し可能な前面HDD交換機構などを搭載し、運用への影響を最小限にする効率的なメンテナンス環境を提供。その他、消耗品であるファン交換の時に天面を外すことなく背面から対応できるなどメンテナンス作業の効率化のための工夫が随所に施されており、ユーザーや施工者に配慮し、実際の運用を想定した機構設計を実現している。
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