| 松下電工株式会社(本社:大阪府門真市 社長:西田一成)は、高いセキュリティが必要な場所向けに人の顔を鍵として利用する入退室管理顔認証「デイリフェイス」を9月4日に発売。本商品は松下電工(株)が提案する建物や施設の"3ゾーンセキュリティ(注1)"のうち、最も高いセキュリティが求められる「特定ゾーン」(注2)に最適なシステム。 |
(注1)3ゾーンセキュリティ:建物や施設の空間を共用ゾーン(入居者や外来者が共有する場所) ・専用ゾーン(入居者が専用使用する場所) ・特定ゾーン(専用ゾーンの中で特に重要な場所)の3つに分け、アクセス制限を段階的に厳しくし、セキュリティレベルを高める考え方。 |
(注2)特定ゾーン:例えば下記のような場所のこと。 ・工場の研究室や重要生産ラインの制御室 ・病院の薬品庫 ・オフィスの金庫室やサーバールーム ・商業施設の貴重品の保管場所 |
商品名・・・・・・・入退室管理顔認証「デイリフェイス」 発売日・・・・・・・2003年9月4日 標準価格(税別)・・・1,440.000円~(工事費別途)(システム内容:センター装置、カメラ、顔認証コントロール盤、液晶ガイダンスパネル(非接触ICカードリーダ付)各1台) 販売目標・・・・・・2005年度 3億円/年 |
■主な特長 (1)業界最高水準の認証精度 (2)高いセキュリティ・利便性 (3)顔画像の認証履歴をカラーで記録 |
| ■特長 |
(1)業界最高水準の認証精度 顔は指紋と同じように自動的に検出できる結節点(顔を認証するチェックポイント)を持っており、この結節点は個人ごとに特有な位置関係があります。この結節点を解析して、個人の認証を行うのが局所特徴分析アルゴリズム。本商品で採用している顔認証アルゴリズムは、多数の結節点を解析することで高精度の認証(EER(注3)=0.68%)を可能。 (注3)EER:明るさや顔画像の状況が最適な場合の他人受入率と本人拒否率が等しくなる点の誤認率。 |
(2)高いセキュリティ・利便性 人体の一部である「顔」を鍵として使用するため、キーやカードのように、貸し借りやコピーが不可能。また、いちいち持ち歩く必要がなく、紛失・盗難の心配もない。セキュリティ性が高く、利便性の高いシステム。 |
(3)顔画像の認証履歴をカラーで記録 認証を試みた顔画像の履歴はすべてカラーで記録・管理をしますので、侵入者等の追跡に威力を発揮。また、顔認証に使用するカメラの設置により、心理的圧迫による威嚇効果が得られる。 |
(4)3種類の認証方式に対応 認証スピード、登録人数などにより認証方式は次の3種類から選択可能。認証スピードはID番号や非接触ICカードを併用した場合の方が早くなる。 |
(5)「ID番号+顔認証」 液晶ガイダンスパネルのテンキーでID番号を入力して、カメラで顔認証を行い、電気錠を解錠して入室。認証スピードが早く、最大1,000人の登録が可能。 |
(6)「非接触ICカード+顔認証」 液晶ガイダンスパネルに非接触ICカードをかざして、カメラで顔認証を行い、電気錠を解錠して入室。顔とカードの2つを利用することにより、セキュリティ性を高めることが可能。ID番号入力と同様に認証スピードが早く、最大1000人の登録が可能。 |
(7)「顔認証のみ」 カメラの顔画像のみで個人を特定して認証を行い、電気錠を解錠して入室。両手がふさがっている時などに便利。最大100人の登録が可能。 |
(8)各種電気錠に対応 下記の汎用的な電気錠に全て対応。電気錠制御盤を別途設置する必要がなく利便性に優れている。 |
<接続可能な電気錠の種類> ・通電時施解錠型 ・瞬時施解錠型 ・モーター施解錠型 ・自動扉 |
この件に関する一般からのお問合せ先 松下電工株式会社 情報機器分社 セキュリティ・BAS事業推進部 TEL06-6908-1131(大代表) |