三菱電機は、人物の顔まではっきりと監視・記録する高画質の三菱メガピクセル映像監視システム「MELOOKμ」(メルックミュー)シリーズの新製品として入退室管理システム「MELSAFETY-P」との連携により、より強固なセキュリティシステムを構築して効率的に運用できる「メガピクセルレコーダー(DIGUARD NET対応)NR-3010DG」を27日から新発売した。希望小売価格はオープン価格。年間販売台数は1,000台を見込んでいる。
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近年、企業の内部統制強化や機密管理強化に伴い、セキュリティシステムの需要が大規模な研究施設や製造施設にとどまらず、中小規模のオフィスビル、流通店舗、製造業などにも広がってきているが、従来、映像監視システムと入退室管理システムは各々が独立したシステムであることが多く、共連れやなりすましなどの防止が課題だった。
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そこで同社は今回、中小規模施設向けのセキュリティシステムに「DIGUARD NET」を採用し、SXVGA(1280×960ピクセル)の高解像度で人物の顔まではっきりと監視・記録するメガピクセル映像監視システム「MELOOKμ」シリーズと、入退室管理システム「MELSAFETY-P」を連携できるメガピクセルレコーダー(DIGUARD NET対応)を開発、発売した。
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新製品の特長は次のとおり。 (1)高画質メガピクセル映像監視と入退室管理の連携で、より強固なセキュリティーシステムを構築 映像監視システムと入退室管理システム「MELSAFETY-P」の2つのシステムを「DIGUARD NET」を介して連携する機能を搭載した。異常発生時の状況確認、通行履歴の確認、記録映像の検索・再生など監視映像と入退室管理のデータが1つのシステムで管理できるため、不正入退室の防止に効果を発揮する。画質は、人物の顔まではっきり見える123万画素の高画質なので、より強固なセキュリティシステムの構築が行える。
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(2)1台のワイドモニターで表示・操作可能。監視業務の効率化を実現 表示・操作画面を1680×1050ピクセルのワイドモニターに対応させることで、従来、2台のモニターで行っていた映像監視、通行履歴の確認操作、監視エリアのマップ表示を1台のモニターで行うことができ監視業務の効率化を実現した。
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(3)PCや専用ソフトが不要でハイコストパフォーマンスを実現 連携機能の搭載により、システム構築が容易かつPCや専用ソフトも不要なので、導入費用を約30%(同社従来機種DIGITAL MELOOKとMELSAFETY-Pの連携システムとの比較)削減できる。
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