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業界初、エスカレーター専用監視カメラシステム
~日立ビルシステムが18日から新発売へ~

日立ビルシステムは7日、エスカレーター専用の監視カメラシステムを業界で初めて開発し、商業施設向けに18日から発売すると発表した。ただし、納入は10月から。本システムは、エスカレーターのアクリル製保護板の手前に同材質の円筒形パイプを取り付け、その内部に監視カメラを収容して監視・録画するもの。
従来は、エスカレーターの設置状況によって、カメラの取り付けが困難な場合があった。本システムは保護板があるエスカレーターであれば容易に導入でき、施設の美観を損なうこともない。
今回発売するカメラシステムは、エスカレーターと天井間の狭角部に危険防止用で設置されているアクリル製保護板の手前に、同材質の円筒形パイプを取り付け、その内部に監視カメラを収容、ハードディスクドライブ搭載のデジタルレコーダーで約5日間の映像記録が出来る(カメラ1秒3コマ記録、16台接続時。画質・記録方式により異なる)。
これにより転倒事故などが発生した際に、客観的な事故状況の把握が可能になる。また、エスカレーターからの乗り出し、いたずらなどの危険行動を抑止する効果も期待できる。さらに、交差配置されるエスカレーターでは、上り側エスカレーターの乗り口と下り側の降り口を1台の監視カメラで同時に撮影ができ、カメラ設置台数を最小限に抑えることができる。
同社は、96年にエレベーター向けの監視カメラを商品化して以来、ビルやマンション、商業施設など、さまざまな場所に約12万台に及ぶ監視カメラを設置してきた。今後、エスカレーターやその他の監視カメラ、ビル設備のメンテナンスを契約をしている顧客を中心に、本カメラシステムのトータルな管理サービスを提供していくとしている。
本カメラシステムの主な特長は次のとおり。
(1)美観を損ねないデザイン
 エスカレーターの危険防止用のアクリル製保護板と同じ材質の透明な円筒形のパイプ内にカメラを収め、保護板との意匠的な統一を図り、施設の美観を損ねないデザイン。
(2)1台のカメラで広範囲の撮影が可能
 1台のカメラで、乗降口だけでなく、エスカレーターの斜行部分ほぼ全域の撮影が可能。また、交差配置されるエスカレーターでは、上り側エスカレーターの乗り口と下り側の降り口を1台のカメラで同時に撮影ができ、カメラ設置台数を最小限に抑えることができる。
(3)月額レンタル方式で容易に導入可能
 導入時の初期費用が不要な、月額レンタル方式が利用できる。カメラ1台あたり月額7,000円(カメラ6台設置時、工事費別)。レンタル料金には機器の点検・修理などのアフターケアが含まれている。さらに、機器の故障を検知する「未録画抑止装置」を標準装備し、万一の故障時は全国350ヶ所の最寄りのサービス拠点からエンジニアが出動し迅速に対応する。


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