松下電器産業 パナソニック システムソリュ-ションズ社は25日、企業向けセキュリティソリューションのパッケージソフトウェアである「監視映像長期バックアップシステム」(品番:Z-SN101)のバージョンアップを同日より行うと発表した。今回開発した機能と性能の追加により、より多くのカメラの監視映像をより長期にわたり、テープ装置にバックアップすることが可能となり、カメラ台数は最大で640台(従来は128台)、テープ容量は最大で768TB(従来は134TB)を実現した。
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大容量の映像を操作レスで一元的にテープ装置に自動保存するため、高いコンプライアンスを求める企業のニーズに対応した高度な監視映像ソリューションだとしている。希望小売価格(税込)はオープン。出荷予定本数は年間15本。
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主な特長は次のとおり。 1)最大640台の監視カメラ映像を一元管理し、テープ装置への蓄積を実現 同社製ネットワークディスクレコーダー(NDR)と本ソフトを組み込んだサーバシステムを組み合わせることで、多数の拠点に設置したNDRに記録された監視映像をIPネットワークでセンターに転送し、一元管理で映像をテープ装置へ蓄積することができる。 a.テープ装置の容量選択により、長期にわたっての映像履歴の蓄積・管理が可能 b.各拠点での操作は不要なため、各拠点での操作教育や作業にかかるコストは不要。 例えば、大型テープバックアップ装置(例:LTO4(800GB)×96本のチェンジャー10セットの場合、最大768TB)と組み合わせることで、100台の監視カメラ映像を最大で5年間にわたり人手を介さずに映像をテープに自動的に蓄積を行うことが可能(VGA画像、24時間・365日録画、1コマ・秒録画)。
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2)長期間の無人運用を実現 全自動でテープへのバックアップ運用を実現 a.自動バックアップにより、人的ミスによる記録漏れ、記録損失を回避できる。 b.日常のオペレータ作業を不要とすることで、作業負荷・人的コストを低減することができる。 c.高いコンプライアンスを実現できる(人的介入を防止)。
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3)導入のしやすさ パッケージソフトとして提供する。このため同社製NDRと組み合わせれば短期間で導入・運用できる。このソフトウェアは、カメラ数台の小規模な構成から、カメラ数100台の大規模なシステムまで高いスケーラビリティをもっている。また、導入における様々な条件に応じて個別のカスタマイズも可能。
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4)柔軟な拡張性 シナプスネットのプラットフォームを利用して作成されたアプリケーションであるため、柔軟な拡張が可能。例えば、入退室管理システム(松下電工製)との連動により、入退室のイベントに連動させて映像記録を蓄積することが可能。同様に、各種センサーや機器との連動の実現もカスタマイズにより実現可能。
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