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世界初、蛍光灯から電力を取得して動作する無線カメラ
~NECが開発、ネットワークカメラの設置工事が不要~

NECは29日、世界で初めて蛍光灯から電力を取得する蛍光灯給電技術により駆動する無線カメラを開発したと発表した。この無線カメラは、設置工事を行うことなく導入可能なため、多数のカメラを活用した映像利用システムを経済的に構築することができる。
無線カメラの特長は次のとおり。
(1)設置工事が不要
 既設の蛍光灯にリング状の電力取得部を取り付けるだけで電力が供給できる同社独自の蛍光灯給電技術を無線カメラに搭載した。また映像伝送の無線化も実現し、これらによりネットワークカメラ導入時の設置工事が不要
(2)蛍光灯から取得できる電力に応じた映像撮影が可能
 蛍光灯から取得できる電力に応じて映像の撮影頻度を自動制御する機能を新たに開発し、これにより市販されている全てのインバータ用直管型蛍光灯に対して無線カメラの消費電力を手動調整することなく最良画質で撮影・伝送することが可能など。
近年、企業のオフィスや店舗などではWebカメラなどIPベースのネットワークカメラを活用した映像利用システムの普及が進みつつあるが、ネットワークカメラを導入するには電源配線やネットワーク敷設などの工事が必要で、特に多数のカメラが必要なシステムにおいては工事コストが大きな課題となっており、システム全体の導入コストの半分程度を占めるケースもある。
今回の無線カメラは、NECの先進技術により課題を解決し、例えば、オフィス内における社員の在席状況や会議スペースの空き状況の確認、スーパーマーケットやコンビニにおける店舗内の来店客行動分析などの映像利用システムを経済的に構築できる。
NECでは今後、開発した無線カメラの製品化を急ぐと共に、この無線カメラを活用した様々なソリューションを提案していくことにしている。なお、本無線カメラは12月5日~7日に東京ビックサイトで開催されるiExpo2007に展示する予定。


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