綜合警備保障は26日、警備ロボットシステム「リボーグQ」に新たな機能「顔認証機能」を搭載し、特定人物を発見・通報する機能の開発に世界で初めて成功した。「顔認証機能」を搭載したことによりリボーグQは、巡回など警戒中に登録した特定人物を認識した場合、スナップ写真を撮影記録して警備員に通報することが可能となり、不特定多数の来場者が多い施設においての警備品質の向上を実現することができる。
|
今後は、同社常駐契約先で実証実験を行い、08年には警備先に本格導入し、実用化する予定。なお、「顔認証機能」を搭載した「リボーグQ」は、東京ビッグサイトで28日~12月1日に開催される国際ロボット展でデモンストレーションを実施予定。
|
「リボーグQ」に顔認証機能を搭載したのは、ショッピングセンター、空港、百貨店など不特定多数の来場者が多い施設において、特定人物を早期に発見し告知により施設への入場や犯罪・迷惑行為の断念を促す(抑止効果)とともに、警備員へ早期通報し施設の安全環境を維持することが目的である。
|
新機能の概要は次のとおり。(1)テロリスト、指名手配犯など要注意人物をあらかじめリボーグQに登録する。(2)ロボットが自動巡回中、定点監視中、あるいは待機中に登録された人物の顔を認識した場合、即座に警備員に通報し警備員が対応する。(3)顔認識技術にはオムロン社「OKAO Vision(おかおビジョン)を採用。登録可能な顔のデータは100件程度。
|
 |
|