三洋電機は20日、ピント合わせの不要なパンフォーカスレンズ(画面の遠くから近くまでピントの合った画像を得られるピント合わせの不要なレンズ)を搭載し、画面の遠くから近くまでピントの合った画像が得られるドーム型電動パンチルトズームカメラ(離れたところからレンズを上下/チルト、左右/パンに動かしたり、ズームできるカメラ)「VCC-PT690」(165,900円)を12月10日から発売すると発表した。
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同軸ケーブル1本で映像伝送、パンチルトズーム制御、電源供給を行える世界初の3in1ワンケーブル方式の採用により設置工事が簡単で、配線コスト、設置時間の削減が可能で、パンフォーカスレンズを搭載しているので設置時のピント合わせ作業が一切不要だという。当初は月産1,000台。 外形寸法は幅150.9x 高さ115.5mm。
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主な特長は次のとおり。 <1>世界初の3in1ワンケーブル方式採用で設置工事が簡単、配線コストも削減 これまでの一般的なパンチルトズームカメラの場合、映像用ケーブル、電源ケーブル、パンチルトズーム制御用ケーブルの計3種類のケーブルが必要だったが、最新の回路技術(1ケーブル上に、映像信号のインピーダンス整合、カメラ供給電圧の保証、同期パルスの品質を保つ事を回路技術により実現)により実現した3in1ワンケーブル方式では、1本の同軸ケーブルで、(1)映像伝送、(2)電源供給、(3)パンチルトズーム制御が可能で、このため設置工事が簡単で、配線コスト、設置時間も削減できる。なお。同社製専用カメラドライブユニットVCA-P400が必要で、従来の同社のカメラドライブユニットとの接続はできない。
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<2>ピント調整不要のパンフォーカスレンズ採用 遠くの物にも近くの物にもピントが合うため、くっきりした映像で、常に鮮明に撮影できる。パンフォーカスレンズは、ピントが合う範囲を示す被写界深度が深く、従来のレンズのようにレンズの向きを変えるたびにピント調整を行う必要がない。そのため電動で自動的にピントを合わせる方式のオートフォーカスレンズとは異なり、ピント合わせ自体の必要がなく、画面全体に常にピントが合う。
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<3>監視カメラ用DVRからカメラ操作が可能 電動パンチルトズーム機能搭載により、ズームアップや、レンズを上下(チルト)、左右(パン)に動かすことが可能。 複雑な操作の専用コントローラを使用しなくても、同社監視カメラ用DVR(ハードディスクレコーダー)から、直接ズームやパンチルトのコントロール、またカメラの設定変更などを行うことができる。
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<4>16箇所のプリセットポジション設定 撮影ポイントをあらかじめ設定しておくプリセットポジション設定が最大16ヶ所可能なため、設定していたポイントをすばやく撮影できる。
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<5>監視エリア内の撮影不適切箇所を隠すプライバシーマスキング機能 住宅などの撮影してはならないエリアは、画面上に四角形状のグレーのマスクを掛け、表示させないようにすることができる。最大8け所のエリア、プライバシーマスクの大きさ、位置は任意で設定でき、パンチルトズームを行っても、マスク箇所がずれることはない。
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