三菱電機は31日、監視カメラシステムに用いるDVR(デジタルレコーダー)の最上位シリーズとしてカメラ16入力の「ＤＸ-ＴＬ6000シリーズ」を12月25日から順次発売すると発表した。発売するのは「DX-TL6000-5012」(1,522,500円。HDD1.0TB搭載)が12月25日、「DX-TL6000-7512」(1,680,000円。HDD1.5TB搭載)が来年1月31日、「DX-TL6000-2512」(1,365,000円。HDD500GB搭載)が来年2月29日、「DX-TL6000H-5012」(アナログカメラとIPカメラを混在させて接続できるハイブリッドタイプ。アナログカメラだけの場合は最大16入力。混在の場合、IPカメラは最大8入力。1,575,000円。HDD1.0TB搭載)が来年3月10日。
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昨今、流通店舗や金融機関などにおける監視カメラシステムの需要はますます拡大しているが、一方で画像データの長期間記録・保存、検索などの操作性向上やセキュリティ機能の充実、スムーズな動きの再生画像が求められている。そこで同社では、長期間記録で金融業や流通業などから好評を得ている「ＤＸ-ＴＬ5000シリーズ」の上位シリーズとして、従来比約2倍の長期間連続記録・保存と簡易な操作、滑らかな記録・再生画像を兼ね備えた「ＤＸ-ＴＬ6000シリーズ」を発売することにしたもの。
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新製品の特長は次のとおり。
(1)ＭＰＥＧ-4採用により、長期間記録・保存を実現
画像圧縮方式ＭＰＥＧ-4を採用し、記録データのサイズが従来比約2分の1以下となり、従来機の「ＤＸ-ＴＬ5000シリーズ」と同等のハードディスク(HDD)容量でも約2倍の連続記録・保存を実現した。
容量が1.0ＴＢのＤＸ-ＴＬ6000-5012の場合、カメラを16台接続し、各カメラ毎秒1フレーム記録の設定で約1年間の記録が可能。また、別売の増設ハードディスクユニット「ＤＸ-ＺＤ６(1.0ＴＢ)」を最大16台まで接続して合計17ＴＢまで拡張できるので、年単位の長期記録保存が可能。
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(2)アイコン表示による「簡単メニュー」で操作性を向上させセキュリティ機能も充実
記録データの検索や外部へのコピーなど迅速かつ確実性が求められる操作をアイコン表示の「簡単メニュー」にまとめた。例えば、コピー時間や媒体のアイコンをＵＳＢマウスでクリックすると、パソコン同様の操作で簡単にコピーできる。またヘルプ機能の搭載で操作支援環境も向上した。
さらに、記録データの不正持ち出しや改ざんを防止するセキュリティ機能を充実させた。セキュリティに関わる「カメラ選択」や「データのコピー・全消去」など各種の操作をセキュリティレベルによって階層化し、操作者の職務権限に応じた4つのパターンに分類してアクセスをパスワードで制限し、セキュリティレベルに応じた運用を可能にした。
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(3)最大16台のカメラを同時接続し、全チャンネルで毎秒30フレームの記録・再生が可能
合計で毎秒480フレームまで記録・再生可能なので、16台のカメラの映像を毎秒30フレームで、すべてコマ落ちなくスムーズに記録・再生できる。監視対象人物の瞬時の動きも撮り逃がさない。
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(4)アナログカメラとＩＰカメラを同時に接続できるハイブリッドタイプも品揃え
最大16台の接続カメラ数のうち、ＩＰカメラを最大8台まで接続できるハイブリッドタイプも品揃えした。アナログカメラの画像もＩＰカメラの画像も、デジタルレコーダーと同じネットワーク上に接続されたパソコンで一括してモニタリングできる。
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(5)「動き検知検索機能」により、見たいシーンをすばやく再生
壁に落書きされたり、無断で掲示物を貼り付けられたりしたシーンなどを特定の動きに着目して検索できる「動き検知検索機能」を搭載した。該当シーンの少し手前から再生する頭出し検索が可能。
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(6)さらに充実したネットワーク機能で遠隔監視システムの構築にも対応
ネットワーク通信を可能にするＷｅｂサーバー機能と、同梱のビューワーソフトウェア「ＤＸ-ＰＣ60」により、ＬＡＮ・インターネット経由でライブ画像や再生画を配信できる。また、本店からの遠隔操作で、支店に設置したレコーダーの動作状態を管理したり、支店側の記録データの一部を本店のパソコンへコピーすることもできる。さらにメニュー設定、パン・チルト・ズームなどのカメラコントロールも遠隔操作可能。
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(7)ＰＣ用液晶モニタ接続用ＸＧＡ端子を標準装備
従来の独立2系統のビデオコンポジット出力に加えて、ＸＧＡ端子を標準装備した。パソコン用の液晶モニタを監視用として利用できる。
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５．ＨＤＤ増設ユニット「ＤＸ-ＺＤ６」にミラーリング機能を搭載
増設ユニットにも冗長化対策としてミラーリング機能を搭載し、信頼性を高めた。また、同梱のビューワーソフトウェア「ＤＸ-ＰＣ60」をインストールしたパソコンに本増設ユニットを接続して記録データの解析が可能。現場での作業時間短縮に貢献する。
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