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万引き防止に「顔認証システム」
~三菱電機が本格的に拡販へ~

三菱電機は、万引き対策に威力を発揮する新開発の「顔認証システム」を近く本格的に売り出し拡販する。顔認証システムには入退出管理用のもの(1:1用)と、不審者検知などに用いる(1:N用)があり、1:1用はすでに用いられて、1:N用も空港施設などで用いられ始めているが、万引き防止用といったものは、まだ実用ベースのものがなく、実用ベースとなるのは三菱電機の「顔認証システム」が最初となる。リアルタイムに顔を認証するシステムは、ソフトウェア単体で63万円。パソコンやカメラ、デジタルレコーダー(三菱製に限る)を加えたシステムは約160万円前後となる。
同社の万引き防止などに用いることが出来る「顔認証システム」は、アプリケーションソフト(D’reco用PCアプリケーションソスト)とDVRをベースとしたもので、主な特徴は次のとおり。
(1)リアルタイム顔認識機能
 同社のDVRからLAN/Wanを経由して入力されたライブ画像上(1Ch対応)の人物の顔と予めデータベースに登録した人物顔データ(1,000人分)をリアルタイムで照合し、その結果に応じてDVRに記録を開始させることや、DVRから外部警報機器などに信号を出力させることが可能。
 また、DVRに記録済みのデータとウオッチリストに登録した顔画像を照合し、一致する顔、または本人の可能性が高い人物を事後検索することも可能。
(2)人物顔検索機能
記録映像内の人物の顔情報を解析後、顔サムネールリストを活用して、捜索中の人物を効率よく検索することが可能。検索リスト下部の不審者リストに顔写真のデータを事前に登録し、解析画像と比較しながらの検索もできる。
 また、2人以上の複数の人数で現れたグループなどの絞込みや、検索数を利用してその場所を訪れた人の人数を概算で得ることも可能で、マーケティング用途にも活用することができる。
(3)人物行動パターン検索機能
 記録映像内の人物の行動を解析後、特定の行動パターン(出現位置、進行方向、方向転換、滞留時間、消失位置)に合致する人物を絞り込めるので、検索効率を大幅に向上することが可能。
例えば、次のような怪しい行動をした人物の絞込みが可能。▽立入禁止区域へ侵入した、▽通過しなければならない通路を通らなかった、▽特定の場所・物に近づいた、▽特定のエリアに長時間留まっていた、▽受付に立ち寄らなかった、▽逆方向に進行した-など。


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