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日立国際電気がカラー監視カメラ2機種を発売
~ワイドダイナミックレンジ機能、電源重畳タイプ~


日立国際電気は21日、逆光などの悪条件(明るい被写体と暗い被写体が混在する環境)でもワイドダイナミックレンジ対応で、自然な撮像を実現するリモートアイシリーズ(電源重畳タイプでカメラケーブル1本で設置/施工可能)のカラーカメラ2機種を発売すると発表した。発売時期は2機種とも6月発売開始、8月出荷開始。価格はワイドダイナミックレンジ対応リモートアイカラーカメラ「KV-D85」(箱型)が120,750円(税込)、 ワイドダイナミックレンジ対応リモートアイドーム型カラーカメラ「KV-D135」が168,000円(税込)。

同社では、監視用としてさまざまなシーン(ビル:オフィス/金融ATM防犯用、プラント:ライン/侵入者監視用、多目的:スーパー/小売サービス防犯用など)での活躍が期待されるとしている。

「KV-D85」は、別売レンズを選定することで、広角レンズでは広範囲を監視したり、望遠レンズでは遠方のポイントを狙った監視をしたりと、さまざまな監視/防犯環境やシュチエーションに合わせたシステム構築が可能。

「KV-D135」は、ドーム形状のレンズを搭載しており、オフィスや病院などで監視カメラの設置を意識させず、環境の美観を損なわない設置を実現する。

主な特長は次のとおり。(1)ワイドダイナミックレンジ対応新型ワイドダイナミックCCDセンサーとDSPにより照度差が比較的大きい場所でも、明暗部を同一画面上に鮮明に再現する。

(2)高感度(電子感度アップ)機能最大蓄積64倍により最低被写体照度(カラー0.008lx)(KP-D85モデル時)を実現。

(3)リモートアイシリーズ対応リモートアイ対応のため、電源重畳機能により、カメラケーブル1本で、電源の供給と映像信号の伝送を実現。

主な仕様は次のとおり。
・撮像素子:1/3型インターライン型CCD・SN比:50dB以上
・解像度:(水平)カラー520TV本typ.
・最低被写体照度:0.5/0.008lx(F1.0) 3.0/0.05 lx (F1.5)
・AGC:自動制御(最大+36dB)
・蓄積倍率:OFF,2,4,6,8,10,16,32,64倍
・ワイドダイナミックレンジ:52dB(参考値)
・テキスト表示:英・数・カナ・記号12文字
・エリアマスキング:8エリアON/OFF
・ミラー反転:水平、垂直 各180°
・電子ズーム:最大2.5倍
・内蔵レンズ:約3.6倍バリフォーカルレンズ(KV-D135のみ)
・周囲温湿度:-10~+50 80%RH以下
・消費電流 :205mA(専用電源から供給)
・外形寸法(W×H×D):(KV-D85)71(W)×59(H)×128(D)mm、(KV-D135)140×107(H)mm
・質量:(KV-D85)約500g、(KV-D135)約950g
なお、電子ズームはワイドダイナミック機能使用時には利用できない。
KV-D135モデルの内蔵バリフォーカルレンズの画角は、水平画角:83.9°(f=3.3mm)~23.9°(12mm)、垂直画角:61.9°(f=3.3mm)~17.9°(12mm)



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