POSレジにかかわる売上げ管理システムとして、海外ではPOSレジと監視カメラ・記録装置を一体化したものが普及しているが、㈱ディーグラント(東京・渋谷区神宮前)がこのほどPOSジャーナルデータ(POS売上げ履歴データ)とキャッシャー周りの画像をデータベースに順次記録するPOSレジ対応の「店舗総合ビジュアル管理システム」を開発し発売を開始した。
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店舗における売上げ管理の基本はPOSレジの管理といえるが、これが実に難しく売上げ額と伝票が合わないことが生じる。原因は、釣り銭のミスや、あってはならないことだがキャッシャーが誤魔化すことがある。また、お客が支払いに5千円渡した1万円渡したと言い張るトラブルがある。
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「店舗総合ビジュアル管理システム」の主な特長は次のとおり。 (1)ログデータと連動して録画映像を簡単に検索・再生ができる。 (2)各地に点在する店舗システムを一括管理することができる。 (3)防犯対策だけでなく、本部から各店舗の商品の陳列上京を確認したり、録画画像を元に顧客の時間毎の導線を見たり、音声録音が可能なので接客状況が確認できたり、閉店時に各店舗の1日の状況を本部にオートダウンローダーでき、多店舗の状態管理をビジュアル的に行うことができる。
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本部の管理ビューアは、最大1,000店舗まで接続可能で、しかも画像はすべて店舗側に保存されているので、必要な時に必要な画像だけを取り出すので、ネットワークの負荷がほとんどかからない。したがって、既存のネットワークで活用でき、導入コストが大幅に軽減できる。
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システムの中心は「ROBO-TVSR」(データベース画像サーバ)で、これにカメラ映像や音声、POSレジデータ、入退出記録などのデータを総合的に保存する。POSレジジャーナルと連動することによって映像検索が瞬時に可能で、項目毎のキーワード検索ができるので、ロスの低減のほか、商品別購買層の確認など幅広く活用することができる。
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また、万引き防止装置や非常ボタンを接続すれば、発報信号を本部に通知することができ、またログデータとリンクした映像も保存できる。カードリーダーに接続し、勤怠情報や倉庫の入出力記録と映像を連動させればデータベースに記録されているため勤怠管理などに活用することもできる。
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システムの概要は次のとおり。 (1)POSシステムとネットワークカメラ、ROBO-TVSR、画像検索(SQLなどODBC接続)PCをネットワーク(TCP/IP経由)で接続する。 (2)POSジャーナルデータと、カメラからの画像をROBO-TVSRデータベースに随時記録する。 (3)ROBO-TVSRに記録された画像は、画像検索PCでジャーナル項目毎に検索・閲覧することが可能(担当者/商品/顧客・客層/両替/預かり金など)。 (4)画像の閲覧方法として、効率的な検証作業を行うために、コマ落とし再生、コマ落とし連続再生、コマ落としをしない詳細再生が可能。 (5)データベースに記録されたジャーナルデータ(ログデータ)は集計などで利用することができ、画像検索PCで現時点の店舗売上げ集計などを行うことも可能。
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☆ 本システムについて関心のある店舗は、ウェリカジャパンの佐藤にメール( saton@eureka-japan.co.jp )でお問合せいただいてもOKです。
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