シャープは23日、業界最高(07年4月23日現在。1/3型27万画素、32万画素のCCDにおいて。シャープ調べ)の感度2000mV(月明かり程度(0.1 lx ~ 0.01 lx)できれいに映る感度)を実現した監視カメラ用1/3型CCDを5月から量産すると発表した。形名は、27万画素がRJ2311BA0PB(NTSC用)、32万画素がRJ2321BA0PB(PAL用)で、サンプル価格はともに税込み2,625円。月産台数は20万台。
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監視カメラ市場は、主に防犯用として需要が高まっており、暗い場所でも撮影できる高感度タイプカメラへのニーズが急速に拡大している。
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こうした流れに対応し、独自の微細加工技術を用いて集光率を大幅に向上させることにより従来比(同社従来機種RJ2321AA0PB、RJ2311AA0PB)約1.5倍の高感度を実現し、照度が低い夜間での撮影を可能としたほか、強い光を撮影したときに発生するスミア(CCDイメージセンサなどを搭載するカメラ特有の現象で、太陽光や夜間における明るい照明などの強い光源を撮影したときに、縦方向に光の筋が発生する現象)を従来比(同社従来機種RJ2321AA0PB、RJ2311AA0PB)10dB減少させるなど大幅な撮像画質の向上を図った。
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主な特長は次のとおり。 1.業界最高の感度2000mVを実現 2.スミアを従来比10dB削減 3.CCD周辺ICや信号処理用システムLSIなどと監視カメラのシステムソリューションを展開
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