松下電工は、カードリーダーで簡単に登録・運用できる入退室管理システム「デイリACE」を3月21日から新発売する。本システムは、入退室管理をする出入り口(扉)1ヶ所を対象とした導入・管理が容易なシステムで、カードリーダーで簡単にカード登録・設定ができ、履歴の保存も容易に行うことができる。
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希望小売価格は、システム合計236,250円~(コントロールユニット1台、非接触ICカードリーダー1台の場合)。非接触ICカード・SDメモリーカード・電気錠・工事費は別途。販売目標は3億円/年(07年度)。
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主な特長は次のとおり。 (1)カードリーダーでカード登録・設定が可能 従来の入退室管理システムと異なり、カード登録・設定・変更する際にパソコンを使用しなくても、カードリーダーですべて操作できる。例えば、カードの新規登録をする場合は次のように簡単に登録できます。 1.管理者のカードをかざして設定モードに移行 2.運用設定を入力 3.登録したいカードをかざす 4.登録完了 万一、登録カードを落としたり盗難にあったりした場合でも、すぐ管理者がカードリーダーでカード情報の抹消・変更が可能なので、安心して使用できる。カードには同社標準カードの他、Edyカード、おサイフケータイにも対応。カード登録は最大3,000枚まで可能。
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(2)SDメモリーカードに履歴保存可能 入退室の履歴をコントロールユニットからSDメモリーカードにダウンロードして必要に応じて自由に取り出すことができる。また、SDメモリーカードをコントロールユニットに常時挿入しておけば、毎日の履歴を自動的に保存することもできる。コントロールユニットは最大20,000件の履歴を記録できる。
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(3)カードリーダーに屋外ボックス不要(屋内・屋側用) 屋内・屋側用のカードリーダーは防滴仕様なので、これまで一般的にカードリーダーを建物の屋側(屋外に面したビルなどの建物の入り口など)設置する際に必要だった屋外ボックスは不要で、屋側にそのまま使用できる。そのため従来品に 比べ設置スペースは少なく済み、屋外ボックスのコストも不要となる。
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(4)防犯システムや他の設備との連動が可能 ○監視カメラ・レコーダー:施解錠状態と連動して入退室の映像を録画することが可能。 ○防犯センサー:侵入を検知するとカードリーダーから警報音を鳴らすことが可能。 ○防犯受信機:カードリーダーで警戒セットでき、防犯センサーが侵入を検知すると防犯受信機と同時にカードリーダー側でも警報音を鳴らすことが可能。 ○テレビドアホン:来客者をモニターで確認後、遠隔から電気錠を開けることが可能。 ○共連れ検知センサ:共連れ検知時にカードリーダーで警報音を鳴らすことが可能。
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(5)パソコンでも運用可能(コントロールユニット(パソコン接続機能付)(使用時のみ) お客のパソコンをそのまま活用して、カード登録・設定・変更、および履歴管理をすることもできる。
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主な用途例としては、入退室を制限したい場所への設置やサーバー室、役員室、通用口、事務室、更衣室など。
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