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NTTコムが電子タグを活用したマーケティング情報管理技術の実証実験を実施
~電子タグを利用したマーケティング情報管理の実証実験について 


NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、電子タグを活用したバーチャル・コーディネイトシステムを用い、商品に取り付けられた電子タグから、流通の各段階で、メーカー、店舗、お客さまに対し、最適な情報を、IPv6ネットワーク上でセキュリティを担保した上で個別に提供する情報管理技術の実証実験を行うと発表した。総務省が平成18年度に実施している「電子タグの高度利活用技術に関する研究開発」の一環として実施される。
1.実験の目的:商品やパッケージにおける電子タグの利用について、流通の各段階における作業の効率化だけではなく、メーカーから小売店舗までの、消費者が商品を購入するに至るプロセスを可視化することにより、有効なマーケティング情報を取得することが期待されてるが、複数企業/店舗間での情報共有を考えた場合、すべてのデータを一様に扱うのではなく、情報の重要度に応じて、必要な情報を適切な利用者にだけ提供することが求められる。そのため本実験では、NTTComが開発したプライバシー制御システムを利用し、商品に取り付けられた電子タグ情報(商品の購買状況のデータベースなど)に対して、システム利用者(販売員やバイヤー、マーケティング担当者など)が持つ電子タグ(会員証タグ)を利用してアクセス制御を行い、その利用者がアクセス権限を持った情報のみを提供することを検証。本実験では、デジタルファッション株式会社と協力を行い、コーディネーションシステム「HAOREBA(ハオレバ)」(店舗のディスプレイ、ホームページなどで活用する衣服、小物のコーディネーションコンテンツ)を用いたバーチャル試着室を活用し、電子タグの活用による店頭での未来型商品提案の可能性も検証する。
2.実験の内容について
1)店舗・流通関係者向けマーケティング情報の提供
2)お客さま向けの商品情報提供(店舗や試着室にある電子タグ読み取り機器に、自分の気に入った洋服をかざすと、ディスプレイ上に洋服に関する情報、コーディネーと提案、着合わせイメージなど情報が表示。
3.実施期間:3月1日(木)~3月13日(火)(土日含む13日間)10:00~20:00
4.実施場所:伊勢丹新宿店本館2階 クローバーショップ
5.実証実験の技術詳細
1)電子タグ情報に対するアクセス制御に関する検証:4種類の利用者(メーカーA、メーカーB、バイヤー、販売店)を想定し、利用者毎に発行する電子タグ(会員証タグ)と利用者ごとに用意した専用端末を利用し、「誰がどの端末からアクセスしたか」に応じて、複数のデータベースから取得する情報のアクセス制御を行う。
2)IPv6ネットワーク上でのセキュリティ確保に関する検証(データの暗号化):ネットワーク上のセキュリティを確保するために、実施場所のシステムと、NTT Comの検証室のシステム間でやり取りされるデータを、IPv6のネットワーク上にて暗号化。
同社では今後の予定として本実証実験で得た成果は、学会や標準活動機関などに報告し、広く標準化を進め、電子タグの高度利活用に資するべく研究を進めるという・。また、本実験の成果を踏まえ、電子タグを利用して店舗を活性化するサービスを検討していく。 





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